法人リハビリスタッフ向けに「転倒予防」の講義をしてみた!(来月の告知あり)
来月、新居浜で訪問看護師さん向けに「転倒予防」に関する講義をさせて頂くのですが、今回そのリハーサルも兼ねて講義をさせてもらうことになりました
お忙しい中、20人近くも集まって頂きありがとうございます
自分としてはある程度出来上がったスライドと思っていたのですが、実際にプレゼンをしているとスライドの流れの違和感や話にくさに気付く場面が多々ありました
また有り難いことに、終了後に想定外の質問やアドバイスも沢山頂く事も
その1つを紹介しますと、今回のプレゼンの中に「転倒したという経験自体が動くことに対する不安を引き起こし、それが低活動、ADL低下、といった廃用の悪循環を引き起こしやすい」という事を説明したスライドがあります
僕としては、転けたけど骨が折れなくて良かったね、という転倒による外傷の程度のみが重要という訳ではなくて、転倒という経験自体が廃用の悪循環を引き起こすので(転倒)予防が大事ですよ、って事を言いたかったのですが……
あるスタッフの方から、不幸にして転倒してしまい「転倒に対する恐怖感」を過剰に持ってしまった場合にはどうしたらいいのか?と質問をされました
……あっ!!
そっちはほとんど考えてなかった (・_・;)
確かに認知面がしっかりしている人ほど、転倒に対する恐怖が強く低活動になりやすかったり、家族も1度転倒しているものだから、動かないようにと過保護になってしまい、低活動を助長してしまうケースが結構あります
恐怖感を持つというのは自分の身を守るために極々自然な反応なのですが、本人も家族も持ちすぎてしまった場合ってのが問題なんですね。
一度もってしまうと中々それを軽減するのが難しい……
難しいから初めから転倒しないようにすればいいんですが、転ける時は転けますし。
質問された時には一般的な事しか答える事が出来なかったのですが、家に帰ってきてから「転倒による恐怖心」でググッてみると以下の論文に行き着くことができました
Card
この論文を読んでみて、幾つか対策も想定できる様になりました(^^)
当日にその様な質問がきたら今ほど十分には答えられなかったでしょうね。
リハーサルはした方がいいですよMAJIDE
おかげで更にいいものが出来そうです
ここからは告知になるのですが、来月6月11日(土)、午後2時から、新居浜市医師会にて愛媛県東予地区の訪問看護師さんを対象に「転倒予防」の講義を1時間30分程度、行わせて頂く予定となっています
興味のある方は来て頂けると嬉しいです
参加希望の方は愛媛県東予地区の訪問看護ステーションにお問い合わせ下さい
たぶん東予地区の各ステーションに連絡はいっているのではないのでしょうか。
場所はコチラ
今回、講義にきて頂いた皆さん、アドバイスをくれた方、本当にありがとうございました
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②「禁煙」しないとリハビリしても意味はない!
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吸引回数を減らすために
①ゴロゴロ(貯痰留音)するからといって反射的に吸引していないですか?
②動く(動かす)と吸引回数が減る理由はわかりますか?
聴診
①前から見た時の、上・中・下葉の見つけ方
②横と後ろから見た時の、上・中・下葉の見つけ方
③肺区域(S1~S10)の場所の見つけ方
④なぜ肺から音が聞こえるかわかりますか?
⑤正常な音と、そうではない音との聞き分け方
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