2018年度心臓リハビリテーション指導士試験を受けてみた感想(講習会・試験会場)***㉑

受験してみた感じた正直な感想

先月16日、赤レンガ倉庫の隣にありるパシフィコ横浜で心臓リハビリテーション指導士の試験を受けてきました

試験内容は簡単な知識を問うような問題は殆どなく、実際の現場で行われている医療に即した問題が多数みられました

 

心リハ学会員にはHPで閲覧・ダウンロード可能な過去問をほぼ完璧に解ける様にしただけでは難しかった……というのが正直な感想

受験前は過去問もスラスラ解けるし楽勝じゃん、とタカをくくっていましたが、かなりいてこまされてしまいました(;_;)

 

IMG_4623試験会場のパシフィコ横浜

 

また直前の講習会で試験に出る所を言ってくれる先生がいるという話を聞いていたので、聞き逃すまいと集中してメモをとり、テキストにも付箋をモリモリつけてみて、試験直前まで何度も見返したりしていました

確かに講義の内で大事とおっしゃられた一部が出た問題もありましたが、それだけで解答に辿りつけるような問題は少なかった……

 

 

聞いていた話しとはだいぶ違うなぁ、と強く感じました

ぼくのリサーチ不足

 

 

心リハ指導士試験を受けられたDrの方の以下のような意見が今回反映されたのかもしれません

心臓リハビリテーション指導士(最近は、上級指導医、などが出てきましたが、「医師」のとるこの資格は、全く意味がないと思っています。 なぜなら経験がなくても「座学」で本を読んで、試験のまえの1時間の講義で試験のでるところを教えてくれる資格だからです一宮きずなクリニック 様より引用・太字は私が加飾)

 

 

それでより臨床的な問題が数多く出題されたのではないかと思われます

 

普段から日常的に心リハをされているような方には解答しやすい問題が多かったのではないと思いますが、ぼくの様にまだまだ心リハに馴染みの少ない者にとってはとっても難しかったです(・_・;)

 

 

あと意外に良かったのがこの試験を受ける前月(6/17)に受講した認定理学療法士(循環)の必須講習会

講習会で説明していただいた内容で解けるような問題が散見されました

必須講習会では最新のガイドラインに基づき臨床でどのように心リハを行っていくのか、という事を中心に話して頂いたからではないかと思われます

過去問に出ているガイドラインは結構古いものが多いですから

この講習会の内容を受験前にしっかり復習していたら、もっと手応えがあったかも…と試験を受けてから大いに反省しました(・_・;)

 

 

でも受験してみて、今の自分に足らないものを再確認できたのが良かったです

それだけでも価値がありました

今回の受験はいろんな方の善意で受験できたため、その恩義に報いるためにも合格したいのは山々ですが、失敗しても来年もまた受験しようと思っています

 

【追記 2018/10/15】

こちらの記事で紹介している内容は、心リハ試験対策にもなると思いますのでもし良かったら見てみて下さい

「運動療法エビデンスレビュー」お勧め!

【追記終わり】

 

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講習会・試験会場について

以前の講習会を受講した方々からは、人数分の机がないためバインダーなどを持っていった方がいいと勧めてくれましたが、座席には折りたたみ型の小型な机が付属していたため今回はバインダーは不要でした

来年はどうだかわかりません

これは講習会の会場によると思います

 

講義があった会場(メインホール)

kv_02
パシフィコ横浜 様より引用

 

講義は正面に大きなスクリーンを設置され先生がパワーポイントで進めていくというスタイル

4時間半の講義で心リハの内容をカバーする講義がされるため、かなり駆け足で内容が進んでいくためメモが追いつかない状態

ただ結構大きなスクリーンだったので後ろの席でも十分文字は視認できる感じ

席は自由席だったのですが、気合が入っている方が多いためか結構前の方の席から埋まっていきました

 

 

今回は千人近い受講者がいたため座席には空席がない状態

かつ前後の座席間のスペースもほとんどない状態だったので、休憩時間に席を立ってトイレに移動するのにも、座っている方の両膝の前を通っていかないといけないのでかなり難儀しました

ただ会場には臨時のクローク(荷物預かり所)が設置されていたため、スーツケースなど大きな荷物はそちらで預かってもらえるのは助かりました

また自動販売機もあちらこちらにあるので飲み物には困らなかったです

 

ぼくが試験を受けたのはこちらの会場

kv_01パシフィコ横浜 様より引用

席は指定で、上の写真のような横長の机ではなく、2人がけの小さめの机でした

こちらで昼食もとる事が可能でした

 

 

最後に今回失敗しても来年も心リハ試験を受けようと思っている理由について書いておこうと思います

 

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最後に今回失敗しても来年も心リハ試験を受けようと思う理由

 

大きく5つの理由があります

 

 

1.普段の仕事を楽しむために

みなさんも普段の臨床で感じていると思いますが、ぼくらが関わる患者さんの殆どは何らかの心疾患をもっている方が殆どです

今の死因の第1位は癌ですが、2番目は心不全で、3番目は肺炎で、その次がCVAとなっており、これから団塊の世代が後期高齢者になってくるにつれて心不全患者が爆発的に増えるのではなないか(心不全パンデミック)と予想されています

 

でも心疾患があるとどの程度運動負荷をかけていいものか、非常に迷われる所があるのではないでしょうか

Drから具体的な運動強度の指示があればいいのですがなかった場合、安全策としてどうしても低負荷になってしまうと思います

 

 

でもぼくらは効果の高いリハビリをしたいと思っています

しかし安全を犠牲にする訳にはいきません

なので安全を確保した上でできるだけ効果の高いリハビリをしたい訳ですね

 

 

その方が患者さんも良くなるし、ぼくらもやった感(楽しみ)があるじゃないですか

してもしなくてもいいようなリハビリは苦痛としかぼくは感じません

患者さんもおそらくそうではないか、とぼくは思っています

 

 

勉強会等で何度か見られたことがある図だと思いますが、ぼくなりに装飾してみるとこんな感じ

ファイル 2018-08-02 11 25 59

 

この黄色の範囲で運動を行ってもらい(行い)たいんですね

 

 

またこれからの団塊の世代の患者さんはなんとなくリハビリを受けるのではなく、成果を求めて入院されるような方が増えてくるんじゃないかと思います

ガイドラインをネットでチェックされている患者さんやご家族もみかけるようになりました(・_・;)

時間もお金も余裕のある患者さんは減っていますし、回復期病棟の様に政府の方からも在宅復帰率など成果を求められるようになっています

しかも短い入院期間で

その傾向はこれからますます強くなると思われます

 

 

そのために心臓リハビリテーションの知識がかなり役立つと思うんですね

呼吸もそうだと思いますが人間の一番ベーシックな部分ですから

 

そんなので心リハの知識をどうせ得るのなら形に残したいという事で心リハ指導士を目指した訳です

 

 

 

2.他職種の理解が得やすい

これも1の普段の仕事を楽しむことにつながる事になります

 

例えばキンキンチョーうんぬん…とDrに伝えてもいまいち伝わりにくいですが、6MD(6分間歩行テスト)などについて伝わりやすくDrの治療にも参考にもしてもらいやすい印象

Drは普段は安静時の状態を基に治療を行っていますが、もちろん普段の運動時の状態も知りたい訳です

 

また心リハは運動だけではなく栄養だったり検査だったり心理面だったり、いろんなものを包括的に行わなければ心リハではないため、看護師さん、検査技師さん、管理栄養士さんなどとどうしても被る部分が出てきます

被る部分があるため共通して話ができる事が増えるんですね

リハビリの事は知らんと突き放される事もありません

 

なぜそういった事が可能なのか考えてみると、心臓リハビリテーションの分野は他のリハ分野と比べ客観的な指標が整備されている分野である事が大きいのではないかとぼくは思っています

 

 

 

3.2021年度から心リハ指導士の需要増えるかもしれない

今まで心リハ算定のできる人は 「心リハ経験のある理学療法士や看護師」 という規定があります

しかし2021年度から心リハ学会としては「心リハ経験のある者」というのは、心リハ指導士の資格を持つ者とすると規定される事が明らかになりました

そのため現在、心リハ指導士のいない施設で心リハを算定している病院は外部に求めるか、自身の病院のスタッフに心リハ指導士の資格取得を促す必要が出てきた訳なんですね

 

そういう打算的な理由もあり今回受験しようと思いました

 

 

 

4.2021年度から心リハの資格を得るのために金銭的・時間的な負担が増える

2020年までは心リハ指導士の資格取得のための2日ある講習会があったその会場でそのまま心リハ試験がある予定なのですが、2021年度からは講習会が終わった次の月に改めて試験が行われることが心リハ学会で決まってしまいました(-_-;)

つまりぼくみたいな地方に住んでいる人は2020年までは1回出ていくだけで済んでいたものが、必ず2回出ていかないといといけなくなり、交通・宿泊費が2倍かかるという事なんですね

実際、今回ぼくの受験でも交通・宿泊費で5万近く消えてしまいました…(-_-;)

 

なので早めにとっておきたいと思って今回参加した訳になります


今回の受験では新幹線で横浜まで行ってきました

 

最後の5番目はこれが一番の理由になると思いますが

 

 

5.心リハ受験まで沢山の人に助けて頂いたから

ステーションにいた頃から心リハ指導士になろうと動いていたのですが、その際に1週間の長期の研修(心リハ研修)も許可していただきました

通常なら訪問に行っている患者さんやご家族にもご迷惑をおかけした訳です

ステーションのスタッフにもかなりの皺寄せがあったと思います

また心リハ研修先の先生方やスタッフの方々、症例報告に協力していただいた患者さんにもご迷惑をおかけした訳です

なので心リハ指導士となりちゃんとケジメをつけて恩義に報いたいというのが理由です

 

 

以上が今回ぼくが受験した理由になります

なので落ちてもまた来年受けます

 

 

 

【追記 2018/08/05】

試験内容の問題を覚えているだけでも教えて欲しいという内容の連絡がよくあります

単純な知識で解答できるような問題は本当に少なかったので、試験で出ていた内容の語句だけでも列挙しておこうと思います

ほとんど忘れてしまっちゃいましたが………すいません

 

 

● 心エコーの判読(血栓・病変の有無)
● 胸部CT線画像の判読(大動脈解離、大動脈瘤、第1弓、胸水の有無、心嚢液..) 心陰影の弓と解剖との同定
● 栄養(豚肉B、納豆K…)
● 施設基準(OT、看護師は必ず必要か?、.…)
● VO2実測からMETs数を求め、そこから目安となる運動をアドバイスするような問題
● CPR から HR数 
● タコつぼ型心筋症
● 薬剤流出性のステント前後に入れる薬剤
● 12パネルからAT処方
● ステント留置後投与される薬 シロスタゾール チクロピジン クロピドグレル…
● 心筋梗塞急性期症状について 心室中隔穿孔、自由壁破裂、乳頭筋断裂
● NT-proBNP
● ト ロポニン単独の上昇でAMIと判断できるか
● 診察室・家庭血圧
●サイアザイド系利尿薬 電解質異常

 

【追記 終わり】

 

 

どこかの誰かの参考になれば嬉しいです

がんばっていきまっしょい!

 

次の記事はコチラ ⇒ 心臓リハビリテーション指導士合格しました!!***㉒

 

 

心臓リハビリテーション関連リンク

 

心臓リハビリテーション指導士受験記

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(2015/11/8)心臓リハビリテーション指導士の自作問題ほぼ完成!*** ⑤
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認定理学療法士(循環)受験記

ついでに認定理学療法士(循環)も目指してみる***①
認定必須講習会(循環)に向けて準備***② 
e-ラーニング(技術編Transferシリーズ)を受講……③ 
広島までポイントをゲットしにいく(非外傷製慢性下肢創傷形成予防研修会)……④

 

学会・研修会など

高橋哲哉先生の講義を聴きに行ったよ!(第21回愛媛県理学療法士学術集会)
また高橋哲也先生の講義を聴きに行ったよ!(第21回愛媛心臓リハビリテーション研究会)
ABCDEバンドルと維持期 (訪問看護・訪問リハビリ)
リスク管理、スターリングの法則、拡散障害

 

Comments
  1. 北蟹
    • ちんねん
      • 北蟹
        • ちんねん
  2. みや
    • ちんねん

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