爺ちゃんが脳梗塞になったので一緒に救急車で病院に行ってt-pa治療を受けた

はじめに

 

今、爺ちゃんの病室で書いています

 

ぼくと同じ様に家族が突然脳梗塞になった可能性がある時にどのように動けばいいか、参考にして頂けたらという思いで今回書きます

特にぼくと同じ今治地方に住まわれている方には参考になるかと

 

 

朝の6時、うちの爺ちゃんがトイレの戸を右手で開けようとした時、右手でドアのノブを持ちづらそうにしているのを発見

以前に脳梗塞になって左手足に軽い麻痺の症状が残ったのですが、その時は右手だったのでおかしいな、すぐに気付きました

声をかけてみると、本人から「前から使いづらい」と返答がありましたが、それは左手やろとツッコミたかったのですか、いつもより呂律も回ってない状態だったので、これは再梗塞か?と疑いました

一度脳梗塞になった人がまた脳梗塞になってしまう事は結構多くみられますから

 

何とかトイレまで1人で歩いて行けていたのですが、歩き方もいつもより左右に動揺が大きい状態

右手でぼくの手を思いっきり握ってもらっても右手の握力がかなり落ちているのを確認し、これはと確信しました

 

 

3時間前にトイレに行く所を見かけた時には、歩き方や右手は普通に使えていたので、その間に梗塞になってしまった様です

 

 

ただ幸運な事に発症して間もない脳梗塞はt-pa(ティーピーエー)という薬剤を使えば、後遺症をかなり少なくして治療できるという事も知っていました

発症しておそらくまだ4時間以内だから、ぎりぎり適用あるんじゃね、とすがる感じで思ったんですね

 

 

t-pa治療に関しては以下のサイト(国立病院機構 熊本病院)がわかりやすいです

Card

 

ただt-pa治療を受けるのにどこの病院でもいいというわけでもなく治療可能な病院は限られています

今治市内で可能なのは、今治済生会病院、県立今治病院、片木脳神経外科病院しかありません

 

ネットですぐ調べると(こちらのホームページの休日・夜間当番医検索で調べれます)今日の救急当番病院は上記の3つの病院でなかったので、どうしようかと本当に迷いました

この3つの病院のどれかがかかりつけ病院であれば連絡すれば診てくれる可能性はあるのですが、ぼくの爺ちゃんのかかりつけ医は違っていたんですね

 

 

不謹慎ながら救急に連絡してその旨を相談してみました

ぼくが車で上の3つの病院のどこかに連れて行くより、救急隊の方が来てうちの爺ちゃんの様子を見て、t-pa治療の適応がありそうと判断されれば、本日の救急当番は違う病院であろうと、上記の3つの病院に連絡してくれるシステムになっており(注意:愛媛県今治市限定)、そちらの方がスムース、ということを教えてもらいました

 

 

それで家に救急車を呼ぶ事を決心

今思えばぼくが病院に直接連れて行かなくて本当に良かったです

 

 

 

5分もたたずに救急車が来てくれて、玄関先で質問や評価をしてくれました

その時は自分で歩いて玄関まで行けていたんですね

早朝から救急車のサイレンでごご近所には迷惑をかけて本当に申し訳ありませんでした

 

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救急隊の方から質問された事

 

①いつもの状態を最後にみた時間はいつなのか?

ぼくが最後にトイレに行っている所を見たのが午前3時だったので、まだ3時間ほどしか経ってはいません

t-pa治療も副作用の脳出血などのデメリットがあるため、t-paの効果が見られる時間というものがとっても大事になります

うちの爺ちゃんの場合は認知症の影響で時間の感覚がずれていて、19時には就寝して23時ごろ起き出してゴソゴソしだします

そのためぼくも朝が早くなり朝の3時にはバリバリ起きていたんですね

ツイていました

 

 

 

②いつもの状態の身体の動きと何が違うのか?

右上下肢の麻痺と呂律困難(構音障害)、歩行時の動揺の増加を伝えると、救急隊の方の前で実際に爺ちゃんに動いてもらい麻痺の状態を確認されました

 

数年前に脳梗塞で生じた麻痺側とは反対側に症状が出ていたので、ぼくには非常にわかりやすい状態でしたけど、救急隊の方にはわからないですから

本人は救急隊の方に今回の麻痺と以前の麻痺と勘違いして、「前も使いづらかった」と答えてしまっていたので、ぼくがすかさず修正

そして身体能力は比較的高いけど、認知症の影響で要介護がでているという事も付け加えておきました

 

 

このあたりは普段一緒に生活している家族が身体の動きなどについてある程度把握しておくことが大事だと思います

そうじゃないと違いを答えられません

ぼくの爺ちゃんのように認知面の影響で「前と同じ」と答えてしまうと、本当はt-paの治療に適応があるのに外されてしまう可能性があるんですね

認知症の方は尚更だと思います

 

 

あと歩く様子をみてもらったのですが、この時は自分で杖なしでも歩く事ができており、いつもよりも動揺が少し大きい程度でした

しかし救急車で運ばれた翌日は立てない状態に…(;_;)

 

救急隊の方が評価をしてくれた結果、t-paの適応がありそうという事で、t-pa治療の行える3病院に連絡して、受け入れ要請を救急車の中で電話でしてくれました

ぼくも救急車に同乗する様に促され、初めて救急車の中に入りました

自分の車で後をついて行く事を伝えたのですが、車内で聞きたい事があるという事で同乗する事を求められました

 

 

その受け入れ要請の連絡を取ってくれている間に、うちの爺ちゃんはすばやく救急車のタンカに乗せられ固定され、他のスタッフの方がバイタル計測や心電図の電極などを付けられていました

そして最後に以下の事を質問されました

 

 

 

③現在服用している薬は?

うちの爺ちゃんのセカンドバックの中に、薬局で薬をもらう際に一緒にもらう薬の説明書が入っているのを知っていたのでそれを手渡しました

 

おそらくt-paを行う上でこの辺の情報は必要なものであると思われます

なので薬局に行かれたら薬の説明書は必ずもらわれると思うので、捨てずに家族の方はすぐ分かる所においておく事をおススメします

薬がわからなければt-pa適応がありながらも、ひょっとしたら行われない場合もあるのかもしれません

一度脳梗塞になられた方は再び脳梗塞になるリスクは本当に高いですよ(最近のイチローがヒットを打つ確率ぐらいです)

 

あとはその内服している薬以外に保険証を見せて欲しいといわれました

t-pa治療をしてくれる病院がかかりつけだったらその情報を持っているので不要だと思いますが、そうでない場合は必要なのかもしれません

 

 

 

そうこうしている内に、救急隊の方が連絡をしてくれた一番最初の病院がOKを出してくれたので、その病院の救急車入り口から入りました

 

家から数分でついちゃいました…早い!!

 

入ると当直の先生が待ち構えていて、救急隊の方からの説明とぼくからも事情を聞いて、うちの爺ちゃんにも幾つか簡単な麻痺の検査などをされていました

そこで先生がt-pa治療をする事を決められました

 

 

そんな事をしていると、連絡した家族(父親)がやってきたのでバトンタッチして、ぼくは仕事に行くためタクシーで帰りました

その日の午後からちょうど仕事が休みだったので助かりました

 

救急車2

 

 

その後

 

救急車で運ばれた日の午後

もう一般病棟に移っていました

tpaの持続点滴も終わり、脳の組織を保護する点滴や補液がされていました

自分で立ち上がってトイレに行こうとするので、ナースステーションから一番よくみれる部屋に移されていました

 

その日の晩、トイレに行こうと血だらけになって歩いていた所を看護師さんに発見されたそうです

点滴を引っ抜いてしまった様子

この時は右手の麻痺が強かったものの、1人でベッドから起き上がり、立ち上がって歩く事ができていたんですね

 

 

 

 

2日目

仕事が終わって帰りによってみると、べっど上で浮腫んだ顔をした爺ちゃんを発見

右手足の麻痺がかなり重度になっていました

脳の組織を保護する持続点滴と補液は継続されている状態で、動いたら鳴るアラームが設置されていましたが、自分で起き上がる事も出来ず、呂律(ろれつ)も昨日より明らかに回っていない状態だったので、看護師さんに事情を聞きました

麻痺が進行したという状態も看護師さんは把握されており、Drにも報告してくれている様で、週明けに検査をする予定と教えてくれました

 

ぼくはt-paの治療をしたけど、ダメージを受けた脳の組織はありその部分が炎症を起こして、他の組織を圧迫して麻痺が進行したのではないかと考えました

発見した時が本当に発症して間もなかったのかもしれません

 

右手指をまったく動かせない状態だったので、手指が固くなるとまずいので他動運動を行いました

 

 

 

3日目

この日は新居浜で訪問看護師さん向けに講義をする予定があったので朝と晩に病室によってみました

2日目よりも少し麻痺の改善がみられました(^^)

右手の親指と人差し指が少し動く様になって、右足の動きは1日目の状態に近づいた感じまで回復がみられました

家族から病院のセラピストの方が起立訓練をしてくれたが、介助下でないと立てなかった、との報告がありました

 

 

 

 

4日目

昼間は家族が来るという事なのでこの日も朝と晩に行ってみました

この日から点滴は補液だけになっていました

ちょうどこの日は日曜でリハビリがない日という事だったので、看護師さんに端座位をとらしてもいいか、と許可をもらってから端座位にして、背中などのリラクセーションをしました

起き上がるのも柵を使っても難しく、ベッドの端座位になっても左側に倒れる傾向があるため、後ろから軽く支える必要がありました

 

しばらくすると何とか自分で端座位になる事はできましたが、日中寝たきりの状態なので循環器系の廃用も進んでいでいる様子で5分ぐらいで疲労感の訴えがみられました

こりゃあかんと思ったのでベッド上でもできる有酸素運動という事で、エルゴメーターをネットで注文することにしました

 

なぜエルゴにしたのかというと今年10月に松山市民病院で心臓リハビリテーションの勉強会があったのですが、市立宇和島病院の中屋先生がデコンディショニングの改善・予防に、ホームセンターで購入した下肢エルゴをベッド上で使って良好な結果が得られたと報告されていたからなんです

より詳細を知ろうとJ-stageで論文を探してみたのですがまだ掲載されていないので、どのような下肢エルゴが詳細は不明なのですが、だぶんこんな感じだろうという事で注文

 

こちら

循環器や精神的なデコンデショニングの予防改善はもちろん、有酸素運動には抗炎症作用もあるためしてもらおうと思った訳です

また足のエルゴメーターですが椅子腰掛けてコイツを机に置いて手で回すことで、自分で麻痺した手を動かす自動介助運動にもなるので、手のリハビリにも使えるんじゃねと思いました

タスクオリエンテッドなものではないですが、麻痺した手の使用量を少しでも増やそうという魂胆

 

 

 

 

5日目

この日も朝と晩病室に行ってみました

朝行った時には調子は良かったですが、午前中Drが見てくれている最中に意識レベル低下、酸素マスク1.5リットル開始、脳の組織を保護する薬剤再開、画像も撮ってもらったそうですが新たな発症は認められなかったみたいです

脳の血流の自動能が混乱してるのかもしれません

 

声掛けをしても前日より呂律が回っていなく、右手足の動きも悪い状態でしたので、ベッド上でのリラクセーション中心に行いました

 

 

 

 

6日目

この日も朝と晩、病室に行ってみました

昨日より表情もよく、発語も良好、右手足の動きも4日目と変わらない状態になっていました

病院のリハビリ室で平行棒内で立たせてもらったみたいです

リハビリ以外ではベッド臥床を強制されているため、背中が痛いとの訴えあり介助下でベッド端座位になってもらい胸腰背部のリラクセーションを行いました

今回の脳梗塞か、それとも臥床による影響もあるのか「帰る、帰る」と不穏行動がみられ始めていました

元気になったのはいいのですが、病院にご迷惑をかけてしまいそうな感じで心配

 

 

 

 

7日目

この日も朝と晩、病室に行ってみました

病状が安定した様でこの日の午後から4人部屋に移る事になりました

 

日中も車椅子座位で数時間過ごしたとの事です

晩に行った時には少し疲れた様で眠たそうでした

 

注文していたベッド上で使える下肢エルゴ注文していたのですが、開けると脚が折れていました

オーマイガー!

 

 

 

頑丈なものに買い替えます

 

(追記)商品が入ってあった箱にこのエルゴを詰め直してamazonに返品手続きをすると、着払いで発送してから2日には返品処理がされました

さすがamazon

写真 2017-12-16 5 12 00

 

 

 

8日目

朝行ってみると微熱でちょっとぐったりして心配しましたが、看護師さんによると食事も全量食べれてバイタルも微熱以外は大丈夫との事

麻痺した手足の他動運動と整容、本人が座りたいといったので上体を起こす程度の介助で起き上がり、介助下での端座位保持をして背部のリラクセーションを行いました

晩に行ってみると微熱はまだ残っていましたが元気になっており安心

午前と午後でリハビリ室に行った様子

ベッド端座位保持も自力で行える様になっていました

 

 

今週末、Drから説明があるので聞きに行こうと思います

 

 

 

 

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最後に

今回はうちの爺ちゃんが脳梗塞を発症してt-pa治療をした事、入院直後の経過を中心に話をしました

脳保護液の点滴も終わり、これからはリハビリ中心の治療になると思います

ちょうどぼくはリハビリの専門家なので、お世話になっている病院の方々の邪魔にならない様に注意しながら、協働して治療にあたっていきたいと思います

 

 

今回ぼくがこの記事を書く動機にもなったのですが、ぼくの爺ちゃんと同じ様に一度脳梗塞になった事のある方やその家族の方は、t-pa治療を受けるために、お住いの地域でどの様な体制になっているのかあらかじめ確認されておく事、そして普段から身体の動きについて関心をもっておく事を強くおススメします

t-paを点滴してもらえなかったら麻痺がもっと強く残っていたかもしれません

 

 

あ~~恐ろし

 

 

最後にまた注意としては同じ脳梗塞といっても障害を受けた部位や程度によって治療やリハビリの仕方は様々なので、主治医や担当の看護師、リハビリの方と相談しながらすすめる事もオススメします

 

 

 

どこかのだれかの参考になれば嬉しいです

がんばっていきまっしょい!

 

 

 

 

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